7/16(土)に第7回ワークショップを行ないました。今回は、 Rハイムとあさひハイツの再生案をアドバイザーである大島さん、 天野さんにプレゼンテーションし、 プロの視点から提案を実現するための助言を頂きました。
・Rハイム「ロフトとアプローチを活かした再生案」
Rハイムは私たちが想定してきた木造賃貸アパートではない物件です。 今回の提案は、住み手が様々な行為をすることができる段差や、 既存のはしごを利用した棚などこれまでのワークショップの成果を活かしたものになりました。次の課題として、外構の照明計画が挙げられます。「 照明は少ない費用でアパートの雰囲気を変えることができる効果的 な手段である」という大島さんの経験からアドバイスがあり、 予算の限られたプロジェクトでは重要な要素になることがわかりま した。
・あさひハイツ「住み手が自由に使える、 のびのびとした空間の再生案」
あさひハイツは全8部屋の内、5部屋の再生をします。 今回はそれらの部屋のプロトタイプとなる空間の提案です。 持ち寄った「レシピ」では、内外を繋ぐ窓際のテラスや、 住み手が自由にカスタマイズできる壁、 隙き間のサイン計画などがありました。講評では、 アイディアの一貫性が問われました。1つ1つのアイディアはこれ までの調査から木賃らしいものになっているので、 1部屋に集約せずに分散しても面白いのではないかといった新しい 視点も頂きました。
着工に向けた現実的な段階へ移り、 メンバーの気持ちは高揚感に満ちています。 以降はプロジェクトが社会へ巣立っていくための勝負の期間になる ので、引き続きオーナーさんとのコミュニケーションを深め、 提案をブラッシュアップしていきたいと思います。
写真:石川智香子
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