2011年7月15日金曜日

サブワークショップ


7月9日(土)に、エイブル本社で作業しました。今回は、前回までに習得した知識を総動員させ、実際に再生する物件2件について具体的な再生案を考えるために集まりました。普段のワークショップとは違い、具体的な物件を意識して考えることで、より充実した話し合いができました。

この日は、まず、各自が汎用性のある「再生レシピ」を持ち寄り、お互いに共有しあいました。レシピは、前回と同じように、問題点をベースにして作成し、解決策を図や文章を交えて明記する形式をとっています。再生レシピを見比べながら、似ているものや足りないものを指摘し、新たな課題を見つけていきました。お互いのレシピを見合う中で、日常、私たちが暮らしている中で足りないと思っていることや、些細な問題点がとても重要であり、小さな変化でも住まいにとっては
大きなプラスになることを改めて実感しました。




次に、再生の決まった2つの物件を通して考え、どのレシピが使えそうなのか、どういった方向性で再生すべきなのかといったことを話し合いました。

Rハイムで最も議論になったのは「ロフト」です。ロフト付きの物件というのはそれだけでメリットとなりますが、現在はその使い方が一律的で、十分に魅力を引き出しているとは言えません。のぼり方や使い方、はしごの活用法など、ロフトについて様々な視点から考えました。

あさひハイツで最も議論になったのは「広い共用部」です。共用部では、様々なアクティビティが考えられ、有効活用すれば物件の価値は格段に上がります。しかし、その使われ方が多様であるがために再生の方向も多岐にわたり、選択が難しいところであります。様々な可能性を視野に入れながら、熱く話し合いました。

また、どちらの物件も、「統一感」「アプローチ」「サイン計画」などのキーワードが浮かび上がりました。この議論を各班で持ち帰り、具体的な案を練っていきます。





来週は、物件の具体案をプレゼンする最終レビューです。オーナーさんとお話する機会も格段に増え、私たちが受け持った責任の重さと、私たちが今から出来ることの可能性の大きさを実感しています。

ついにこのときが来ました。気合いを入れて頑張っていきます!

文責:田丸華子
(写真:石川智香子)

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